NetflixやAmazon Prime Videoに広告を出すには?動画配信サービスへの広告出稿を初心者向けに解説

「Netflix って広告が出せるの?」「TVerに CM を流したい」——そんな声を、最近よく耳にするようになりました。スマホやテレビで動画を見る人が急増している今、動画配信サービスへの広告出稿は中小企業にとっても現実的な選択肢になっています。でも、どのサービスが何に向いているのか、何から始めればいいのか、よく分からない方も多いはず。今回は広告の初心者・広子と、広告のプロ・告の対話を通じて、やさしく解説します。

動画配信サービスの広告って何?テレビCMとどう違うの?

告さん、最近「Netflix に広告を出した」って話を聞いたんですけど、あれって本当にできるんですか?

できるよ。Netflix・TVer・Amazon Prime Video・Abema・DAZN。これらの動画配信サービスは、今や広告メディアとして本格稼働しているんだ。

テレビCMと何が違うんですか?

大きく3つの違いがある。
①誰に届けるかを細かく絞れる
②動画を最後まで見てもらいやすい
③効果を数字で測れる
この3点だよ。
テレビCMは「広く面で届ける」メディア、動画配信広告は「ピンポイントで届ける」メディアだと思えばいい。

テレビCM動画配信広告
届ける範囲地域・全国の視聴者全体年齢・性別・趣味など細かく絞れる
視聴完了率チャンネル変更で離脱もスキップできない形式も多く高い
効果測定視聴率・認知調査が中心再生数・クリック数・購買データなど詳細に取れる
最低出稿規模比較的まとまった予算が必要サービスによって柔軟

なぜ今、動画配信広告が注目されているの?

そもそも動画配信サービスってそんなに使われているんですか?

国内の動画配信市場は年々成長していて、今や数千億円規模のマーケットになっている。特に注目なのが「テレビ画面で動画配信を見る」スタイルの広がりだよ。リビングのテレビでNetflixを見る、というのが当たり前になってきた。

テレビで見るんだったら、テレビCMと似たような感じで届くんですね!

そう。テレビの大画面で広告が流れる、しかもターゲットを絞って届けられる——これが一番の強みだよ。
「若い世代に届かない」と言われるテレビCMの弱点を補う存在として、動画配信広告への注目度は急上昇している。

また、2025年以降は Netflix・Amazon プライムビデオが日本でも広告付きプランを本格展開し、広告主が出稿できるプレミアムな枠が増えています。かつては大手企業だけの話だった動画配信広告が、中小企業にとっても手が届く選択肢になりつつあります。

主要5サービスの特徴と向き不向き

TVer・Abema・Amazon プライムビデオ・Netflix・DAZN……たくさんあって違いが分からないです。

それぞれ「どんな人が見ているか」「どういう気分で見ているか」が違うんだ。そこを押さえれば使い分けが見えてくる。

TVer(ティーバー)

地上波テレビ局(日テレ・TBS・テレビ朝日・フジテレビ・テレビ東京など)の見逃し配信サービスです。月間のユーザー数は4,000万人を超え、「テレビで見そびれた番組を後から見る」ユーザーが中心。広告は基本的にスキップできないため、最後まで見てもらいやすいのが特徴です。地上波の人気番組に連動して広告を出せるため、テレビCMに近い感覚でリーチできます。

こんな広告主に向いている:テレビCMの補完・強化、幅広い年代に届けたい商品・サービス

Abema(アベマ)

テレビ朝日とサイバーエージェントが運営する、無料で見られるインターネットテレビです。ニュース・アニメ・恋愛リアリティ・スポーツなど多彩なジャンルを展開。週間ユーザー数は3,000万人以上で、特に10〜30代の若い世代が多い点が特徴です。細かなターゲティングが可能で、視聴完了率も高水準。「若い世代にリーチしたい」ニーズにフィットします。

こんな広告主に向いている:若年層向け商品・サービス、エンタメ・ファッション・ゲーム・フード系

Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)

Amazonが運営する動画配信サービスで、日本での月間リーチは約2,900万人。2025年から日本でも広告付きプランが始まり、広告主が出稿できる枠が拡大しました。最大の強みは「Amazon の購買データ」との連携。「実際に何を買っているか」というリアルな行動データをターゲティングに活用できるため、購買に結びつく広告配信が可能です。

こんな広告主に向いている:EC連動・商品購買促進、プライム会員層(購買力が高い30〜50代)へのリーチ

Netflix(ネットフリックス)

世界最大規模の動画配信サービス。広告付きプランの利用者数はグローバルで9,400万人を超え、日本でも急成長中です。オリジナルコンテンツの質の高さから、「質の高いコンテンツをじっくり見る」ユーザーが多く、広告の視聴環境としても質が高い。プレロール(動画の前)・ミッドロール(動画の途中)・ポーズ広告(一時停止時)など複数の広告フォーマットがあります。

こんな広告主に向いている:ブランドイメージの向上、質の高いリーチ、プレミアムなコンテンツ環境での露出

DAZN(ダゾーン)

スポーツ専門の動画配信サービスで、日本のOTT(インターネット経由の動画配信)ではスポーツ分野トップ。Jリーグ・プロ野球・F1・ボクシングなど幅広いスポーツを配信しています。ユーザーの中心は25〜45歳の男性で、世帯年収が高く、購買力のある層が多いのが特徴。スポーツ観戦中という「熱量の高い」視聴状態で広告が届くため、高い広告効果が期待できます。

こんな広告主に向いている:スポーツ・アウトドア・自動車・金融・B2B商材など男性向け商品・サービス

サービス主なユーザー層広告の強みこんな広告主に向いている
TVer幅広い年代スキップ不可・地上波連動テレビCM補完・幅広いリーチ
Abema10〜30代中心若年層・細かいターゲティング若者向け商品・エンタメ系
Amazon プライムビデオ購買力のある30〜50代購買データ連携EC・商品購買促進
Netflix質重視の幅広い層高品質なコンテンツ環境ブランドイメージ向上
DAZN25〜45歳男性中心スポーツ視聴の高い熱量男性向け・高所得者層

なるほど。「誰に届けたいか」によって選ぶサービスが変わってくるんですね。

そう。まず「誰に届けたいか」を決めてから、それに合うサービスを選ぶ。この順番を間違えないことが大事だよ。

広告の種類を知ろう——動画の前・途中・止まった瞬間に出る

動画配信の広告って、どんな形で出るんですか?

大きく3つのタイミングで出るよ。「動画の前」「動画の途中」「一時停止したとき」だ。それぞれ名前があって、特徴も違う。

動画の前に流れる広告(プレロール広告)

見たい動画が始まる前に流れるCMです。スキップできない形式(ノンスキッパブル)と、数秒後にスキップできる形式があります。ユーザーが「これから動画を見るぞ」という集中している瞬間に流れるため、最後まで視聴してもらいやすいのが特徴です。

動画の途中に入る広告(ミッドロール広告)

映画やドラマの途中、ちょうどテレビCMのような感覚で入る広告です。コンテンツに引き込まれている最中に届くため、印象に残りやすい側面があります。一方で、視聴の流れを止めるため、広告の内容が面白くないとネガティブな印象を与えるリスクもあります。

一時停止したときに出る広告(ポーズ広告)

ユーザーが動画を一時停止した瞬間に画面に表示される静止画広告です。Netflix が導入した比較的新しい形式で、「止めて別のことをしている間」に自然に目に入るため、邪魔感が少なく受け入れられやすいと言われています。

広告の種類流れるタイミング主な特徴
プレロール広告動画の前視聴完了率が高い・最も一般的
ミッドロール広告動画の途中テレビCMに近い感覚・印象に残りやすい
ポーズ広告一時停止した瞬間邪魔感が少ない・静止画形式

一時停止の瞬間に広告が出るって、なんか未来っぽいですね!

ポーズ広告は面白いアイデアだよな。「トイレ休憩の間に目に入る」感じで、実はユーザーに受け入れられやすいというデータも出ている。広告の世界はどんどん進化しているよ。

中小企業が動画配信広告を検討するときの3つのポイント

話を聞いていると興味が湧いてきました。でも中小企業でも実際に出稿できるものなんですか?

できる。ただし3つのポイントを押さえてから動いた方がいい。

ポイント① 「誰に届けたいか」を先に決める

動画配信広告は「ターゲティング」が強みです。年齢・性別・地域・興味関心など、届ける相手を絞り込んで出稿できます。ただし、「とりあえず広く届けたい」という発想では力を発揮しません。「30〜40代の子育て世帯に届けたい」「スポーツが好きな男性会社員に届けたい」という具体的なイメージを先に固めることが重要です。

ポイント② 動画素材の準備を確認する

動画配信広告に必要なのは、当然ながら「動画素材」です。すでにテレビCMやWeb動画を制作している場合は、それを転用できることも多くあります。まだ動画素材がない場合は、広告出稿と同時に動画制作も検討する必要があります。広告代理店に相談すれば、素材の転用可否や制作費の見積もりも含めてアドバイスしてもらえます。

ポイント③ 1つのサービスに絞らずに相談する

「Netflix だけ」「TVer だけ」と最初から決めず、複数のサービスを組み合わせることも選択肢です。たとえば「TVer で幅広く認知を取りながら、Abema で若年層に絞ってアプローチする」という使い分けもできます。どのサービスを選ぶか、どう組み合わせるかは、目標・ターゲット・予算によって変わります。まずは広告代理店に相談して、自社に合った設計を一緒に考えるのが近道です。

「誰に届けたいか」「動画素材はあるか」「組み合わせも考える」——ですね。メモしました!

その3つを整理してから相談すると、代理店側も具体的な提案がしやすい。まず情報を整理して、専門家に相談する——それが動画配信広告への第一歩だよ。

まとめ

  • 動画配信広告は Netflix・TVer・Amazon プライムビデオ・Abema・DAZN など主要サービスに出稿できる
  • テレビCMと違い、年齢・趣味・購買履歴などでターゲットを絞り込めるのが強み
  • サービスごとにユーザー層が違うため、「誰に届けたいか」でサービスを選ぶことが重要
  • 広告形式はプレロール(動画前)・ミッドロール(途中)・ポーズ広告(一時停止時)の3種類が主流
  • まずは現在の動画素材の有無を確認し、広告代理店に相談するのが近道

動画配信広告はまだ発展途上のメディアで、各サービスの仕様や最低出稿規模は変化が速い分野でもあります。「興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。


主要動画配信サービスへの広告配信に関する詳細情報・見積もりはリビコーにお問い合わせください。

各サービスの広告フォーマット・ターゲティング項目・出稿の流れ、「自社の商品・サービスにはどの媒体が向いているか」「動画素材がない状態でも出稿できるか」など、個別のご状況に合わせたご相談も承っています。

よくある質問

Q.動画配信広告はどのくらいの予算から始められますか?

サービスや出稿形式によって異なります。一般的にデジタル広告はテレビCMよりも低い予算から始められるケースが多いですが、最低出稿金額の設定があるサービスもあります。まずはご予算とご要望をお聞かせいただければ、現実的なプランをご提案します。

Q.すでにテレビCMで使っている動画素材を流用できますか?

A.流用できるケースは多いですが、動画配信サービスごとに素材の規格(尺・解像度・フォーマット)が定められています。現在お持ちの素材の仕様と、出稿を検討しているサービスの規格を照らし合わせて確認します。ご相談時に素材の情報をお知らせいただければ確認できます。

Q.効果はどうやって測りますか?

A.動画配信広告では、再生完了率・クリック数・コンバージョン数(問い合わせや購買)などの数値で効果を測定できます。テレビCMに比べて、より細かく・リアルタイムに効果を把握できるのが特徴です。

Q.Netflix・Amazon プライムビデオへの広告出稿はどこに依頼すればいいですか?

A.各サービスへの出稿は、認定代理店を通じて行うのが一般的です。当社でも各媒体へのご出稿を承っています。まずはお気軽にお問い合わせください。

Q.地方の中小企業でも動画配信広告を出せますか?

A.出せます。動画配信広告の多くは地域ターゲティングが可能で、特定の都道府県・エリアを絞って配信できます。「全国ではなく、○○県のユーザーだけに届けたい」というニーズにも対応できます。

Q.どのサービスから始めるのがおすすめですか?

A.業種・ターゲット・予算によって異なります。「幅広い年代に届けたい」ならTVer、「若者に届けたい」ならAbema、「購買データを活用したい」ならAmazon プライムビデオなど、目的に合わせた選択が重要です。まずはご相談いただければ、自社に合ったサービスをご提案します。

Q.申し込みから配信開始まで、どれくらいかかりますか?

A.サービスによって異なりますが、一般的に動画素材が完成した状態から数週間〜1か月程度が目安です。特定の時期(季節のキャンペーン、イベントに合わせた配信など)に配信したい場合は早めの相談をおすすめします。

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