Z世代の約3割が毎月利用!ポッドキャスト広告について

利用者が増えてきた音声メディア「ポッドキャスト」。アメリカではポッドキャストの広告市場が爆発的な伸びを見せており、日本でもZ世代を中心に利用者が伸びています。それに伴い日本でも広告の仕組みが整ってきており、広告宣伝担当者にとって注目すべきメディアとなってきました。こちらのコラムではポッドキャスト広告について分かりやすくご説明します!

登場人物

広子(ひろこ)

右も左も分からぬまま、大手メーカーの広告宣伝部署に 配属となった令嬢。物おじしない男勝りの性格ながら 広告の知識はゼロ。密かに告へ想いを寄せる。

告(つげる)

広告の表も裏も知り尽くした伝説のアドマン。 ブランディングやセールスプロモーションのノウハウに 長けるが、自分の好意を相手に告げるのは苦手。

そもそもポッドキャストとは?

ポッドキャスト(Podcast)って知ってる?

名前は聞いたことあるけど具体的には分からないわ。

誰でも「音声」をインターネット上にアップできるプラットフォームだよ。

文章ブログ
動画YouTube
音声ポッドキャスト

そうなのね!どうやったら聴けるの?

iPhoneであれば紫色のアイコンで「ポッドキャスト(Podcast)」という名前のアプリが最初から入っていると思うんだけど、そこから聴けるよ。他にも「amazon music」「Spotify」等でも聴けるよ。

確かにあるわね!音声の内容はどんなものなのかしら?

ラジオをイメージしてもらうといいかな!「ポッドキャスター」と呼ばれる配信者のトークやニュース、ドラマ等々。通常のラジオで流れている番組のスピンオフ的な番組なんかもあるよ。

告さんが話を振ったということは、ポッドキャストにも広告が出せるのね?

その通り!人が集まるところに広告あり!

アメリカにおけるポッドキャストの動向

実はポッドキャスト広告はアメリカで最も成長している広告市場なんだよ。

ということはアメリカではかなりメジャーなメディアなのね!

2020年から2022年の期間に年間47%成長して、約2,500億円の市場になったよ。
また、今後も年間30%の成長が継続して2025年には5,500億円の市場になると予測されているよ。

ものすごい勢いで成長しているのね!

市場の成長と共に、ポッドキャスターの収益も増加していて、世界で最も聴かれているポッドキャスターと呼ばれているジョー・ローガンは、

・2019年に広告収益が3,000万ドル(約32億円)
・2020年にSpotifyと独占契約(契約金約100億円)
・2024年の契約更新金額2.5億ドル(約350億円)

という桁外れな収入を得たと言われているよ。

夢があるわね!
でも、YouTuberの方がもっともらってるんじゃないかしら?

世界のYouTuberで1番収入が多いと言われている「ミスタービースト」が年間約62億円だから、ジョー・ローガンの方が多いね。

日本におけるポッドキャストの動向

アメリカで盛り上がっているのは分かったけれど、日本ではどうなのかしら?

まだまだアメリカほどではないけれど、実は日本でもポッドキャスト利用者は着々と増えていて1年間で新規聴取者が45.4%増加しているよ!

(出典:ポッドキャスト国内利用実態調査2023)

増えていってるのね!
ユーザー数でいうとどのくらいなのかしら?

数でいうと2022年時点で1,680万人(6.5人に1人)が毎月ポッドキャストを聞いているというデータが出ているよ。日本ではポッドキャスター以外にラジオ局が

(出典:ポッドキャスト国内利用実態調査2023)

思ったより多いわね!

さらに世代別に見ると年齢が若くなるにつれてポッドキャストを聴いている人が多いという結果が出ているよ。
特にZ世代と呼ばれる15-29歳の約3割がポッドキャストユーザーなんだ。

日本国内のポッドキャスト利用率(年代別)

出典:PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2022
(ポッドキャストユーザー=月1回以上ポッドキャストを聴く層)

ということは、若者をターゲットとした企業は特に注目すべきメディアね!

若い世代の採用に困っている企業もいいかもしれないね!

ポッドキャスト広告の概要

➀広告配信可能なプラットフォーム

ポッドキャストに広告を出すにはどうしたらいいの?

株式会社ロボットスタートが運営するAudiostart(オーディオスタート)という広告配信システムを使ってポッドキャストの番組に広告を出すことができるよ。

ポッドキャストを聴く方法って色々あるって言ってたけど、どこで流せるのかしら?

様々な有名音声プラットフォームで配信している番組に配信することができるんだ。

Audiostart(オーディオスタート)で広告配信可能な音声プラットフォーム例

そうなのね。この中で放送しているどの番組に広告が出るのかしら。

広告配信の対象となる番組数は約350番組内で広告が配信されているよ。
例えばひろゆき氏の切り抜き番組(Apple Podcastでエンタメニュース1位を獲得)や高須クリニックの高須幹也氏の番組(Apple Podcastで医学1位を獲得)等があるよ!

②広告の配信位置

広告はどのようなタイミングで入ってくるのかしら?

現状は「プレロール」と呼ばれる番組が始まる前に流れるCM枠が基本だよ。
スキップ不可だし、番組が始まる前だからCMの完全視聴率は96%というデータが出ているよ。
ちなみに今後ミッドロールと呼ばれる番組内に流れる枠も追加される予定だよ!

番組前だとしっかりと聞いてもらえそうね!
CMの秒数は?

最大30秒までのCMが可能だから、20秒の場合が多いラジオCMの素材がそのまま使えるね。

③ターゲティング

音声とは言えWEB上での広告配信だからターゲティングができたりするのかしら?

通常のインターネット広告ほどの細かいターゲティングはできないけれど、広告主の考える「ターゲット像」を伝えればそれにあったCM放送プランを提案してくれるよ!

ポッドキャスト広告の特長

➀高い能動性

ポッドキャスト広告を検討する上ではあと一押し情報が欲しいわ!

OK!それでは特長について説明するね!まず一つ目は「高い能動性」

能動性が高いということは、リスナーが自ら聴きにいっているということ?

そう!ポッドキャストはレコメンド(AIからのおすすめ)ではなく、リスナーが「自ら検索」し、能動的に聴取しているケースがほとんどなんだ。
だから傾聴姿勢があり、高い集中力も期待できるよ。

つまりCM自体もしっかり聴いてくれる可能性が高いということね!

②少ない予算でも高いフリークエンシーを獲得できる可能性がある

特長の二つ目は、少ない予算でも高いフリークエンシー、つまり1ユーザーに対して多くの接触回数を獲得することができる可能性があるということ。
確かにテレビ等マスメディアに比べるとユーザー数は少ないけれど、習慣的に聴いている濃度の高いユーザーが多いから、少ない予算、つまり少ない広告ボリュームだとしても同じ人に複数回CMを聴かせることができる可能性があるということなんだ。

「薄く広く」ではなく、「濃く狭く」ということね!
1人に対して接触回数は多い方が良いの?

多すぎても少なすぎても良くないけど、「これ以上は接触した方が良い」という理論が広告業界には存在するよ。

3ヒッツ理論広告を3回見ると「認知を得られる」という理論
7ヒッツ理論広告を7回見ると「店頭で選ばれる確率が高くなる」という理論

さすがに1回では覚えられないものね!
どのくらいの期間で3回、7回接触すればいいのかしら?

間を空けすぎると刷り込めないから、1週間や1ヶ月を目安に運用すると良いよ!

ポッドキャスト広告の料金

料金に関してはどうなのかしら?

最低出稿金額は30万円に設定されているよ。単価に関してはまた別の機会に教えるね!
(※単価につきましては下記リンクからお問い合わせください!)

まとめ

ポッドキャスト広告って知らなったけど、これからもっと伸びそうね!

そうだね!

広告出稿が増える

ポッドキャスターの収益化が整う

参入者が増え、魅力的な番組が増える

リスナーが増える

というスパイラルが生まれればアメリカのような市場になっていくかもしれないね!

後ほど広告単価の載ってる資料いただけます?

かしこまり!!

Audiostart(オーディオスタート)運営会社情報
会社名:ロボットスタート株式会社
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル1F
設立日:2014年12月5日
コーポレートサイトURL:https://robotstart.co.jp/index.html
サービスサイトURL:https://audiostart.jp/

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